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パーソナルカラー検定3級の勉強時間と対策|初心者向け完全ガイド

パーソナルカラー検定3級は勉強時間と対策|初心者ガイド

「パーソナルカラー検定を受けたいけれど、3級はどれくらい勉強すれば合格できるの?独学でも大丈夫?」そんな疑問を抱いている方は多いのではないでしょうか。とくに、ファッションやメイクに関心はあっても、試験勉強と聞くと少し不安に感じてしまう人もいるでしょう。

でも安心してください。パーソナルカラー検定3級は、色彩の学びが初めての方でも合格可能な入門レベルの資格です。必要な勉強時間や効果的な勉強方法を知れば、忙しい社会人や学生でも無理なく合格を目指せます。この記事では、合格率や難易度の目安、出題範囲や試験方式、勉強スケジュール例やおすすめテキストまで、初心者の方が最短ルートで合格を勝ち取れるように、具体的なガイドをまとめました。

パーソナルカラー検定3級とは?

パーソナルカラー検定は複数の団体が主催しており、それぞれ試験内容や名称に違いがあります。詳細な違いは別記事「パーソナルカラー検定とは?どれがいい?資格の内容と検定の種類を解説」で紹介しているため、ここでは簡単に触れるにとどめます。

合格率と難易度の目安

いずれの団体においても3級(またはモジュール1)は入門レベルに位置づけられており、「色の基本」と「パーソナルカラーの初歩的理解」を学ぶ内容になっています。

パーソナルカラー検定3級の位置づけ

パーソナルカラー検定の3級は、色彩の知識をゼロから学ぶ人にとって最初のステップです。色の役割、色相・明度・彩度といった基礎や、イエベ・ブルベの考え方、4シーズン分類を大まかに理解できれば合格可能です。

初心者がどのくらい学習すれば合格可能なのか

目安となる勉強時間はおよそ 30〜50時間。1日1時間の勉強を1か月続ければ十分にカバーできるレベルです。

独学で挑戦する人の合格のしやすさ

3級は公式テキストや問題集を使って独学で合格する人が多くいます。難関資格のように「スクール必須」ということはなく、むしろ自分のペースで学習できる独学が向いている方も多いのです。

勉強時間の目安はどのくらい?

パーソナルカラー検定3級の勉強時間の目安は、色彩に関する予備知識の有無によって異なります。

初心者がゼロから学ぶ場合の勉強時間

まったく色彩に触れたことがない場合でも、30〜50時間あれば合格圏内に到達可能です。1日1時間×2か月、または週末にまとめて3時間ずつ勉強しても間に合います。

ファッション・美容系の知識がある人の場合の短縮目安

美容師やネイリスト、スタイリストを目指す人はすでに色彩に触れているため、20〜30時間程度でも十分な場合があります。

忙しい社会人や学生におすすめの学習ペース

通勤時間や就寝前の30分を活用するなど、「スキマ時間学習」が効果的です。学習内容を整理して自分で作ったノートを持ち歩いたり、アプリや暗記カードを活用すれば、日常の合間に効率よく学べます。

出題範囲と試験内容を理解しよう

パーソナルカラー検定3級といっても、主催団体によっていくつか異なる点があります。ここでは各団体の試験の特徴を簡潔に整理します。

JPCA「色彩技能パーソナルカラー検定 モジュール1」

試験概要

  • 出題範囲:色の基礎知識、パーソナルカラーの概念、色の簡単な見分け
  • 試験方式:CBT方式(全国の試験センターに行きPCで受験。選択問題)
  • 試験時間:60分
  • 受験資格:誰でも受験可
  • 試験時期:7月、12月
  • 受験料金:7,700円

J-color「色彩活用パーソナルカラー検定3級」

概要

  • 出題範囲:色彩心理、生活に役立つ色の活用、基本的なパーソナルカラー分類
  • 試験方式:CBT方式
  • 試験時間:60分
  • 受験資格:誰でも受験可
  • 試験時期:通年(いつでも)
  • 受験料金:6,600円

JAPCA「厚生労働省後援 パーソナルカラリスト検定3級」

概要

  • 出題範囲:色彩理論、配色基礎、4シーズンの概要
  • 試験方式:PBT方式(会場での紙の試験)、CBT方式、在宅でのペーパー受験を選べる
  • 試験時間:60分
  • 受験資格:誰でも受験可
  • 試験時期:年に複数回
  • 受験料金:7,700円,在宅受験は8,800円

受験料金は2025年時点の金額、すべて税込です。

3級での出題範囲は、いずれの試験もそれほど変わりません。色の効果、色相・明度・彩度などによる色の仕分け、基本的な用語、簡単な配色ルール、指定条件に基づいて色を選ぶこと、そしてパーソナルカラーの核となる4シーズン分類について、などが出題範囲です。すべて選択問題で、内容を理解していれば正しい答えを選ぶことができます。

どの試験も、主にCBT方式を採用しています。CBTは、全国にある試験センターに設置しているコンピューターを使って、選択問題を解く方式です。申込時に受験会場を選び、最寄りの試験センターで受験することができます。パーソナルカラリスト検定のみ、紙の試験を会場または在宅で受験することもできます。

独学合格のための勉強方法と実践ノウハウ

次は、独学で合格を目指すための勉強方法をご紹介します。

効率的に知識をインプットする方法

  • 公式テキスト+参考書で基礎を固める
  • 問題集や過去問で出題形式に慣れる
  • 暗記カードを活用する

月並みなアドバイスになってしまいますが、公式テキストの利用が最短ルートです。各団体のウェブサイトで購入して、しっかり読み込んでください。これは、色彩検定三級は独学で合格可能?の記事でも触れたことですが、試験問題は基本的に公式テキストからしか出題されません。色について学んだことがない方はもちろん、すでに予備知識がある方も、公式テキストを繰り返し読んで基礎を固めてください。これだけで十分な試験対策となるでしょう。

問題集や過去問で実際の試験に慣れることも大事です。そして、4シーズンの分類と配色パターンの学習については、市販の配色カードを切り貼りして自分オリジナルのノートを制作するのも効果的です。それを持ち歩いたり、小さな紙に貼って暗記カードを自作したり、写真に撮って外出先で見直したりすれば、良いスキマ学習となります。

ドレープや配色カードを使ったアウトプット学習

ほかの色彩試験に比べて、パーソナルカラーの理解には「体感」が不可欠です。公式テキストを読むだけでなく、ドレープ(色布)や配色カードを実際に当ててみましょう。

  • 家族や友人に協力してもらい、似合う色・似合わない色を比べる
  • A4サイズの大きめドレープを胸元に当て、顔色の変化を観察する
  • 面積効果に注目し、小さなカードと大きな布で見え方がどう違うか確認する

こうした実習を繰り返すことで、知識が「感覚」に落とし込まれます。

上記のとおり、特に面積効果には気をつけてください。面積効果とは、色の面が大きくなるほど彩度(あざやかさ)が増して見える、といった錯視現象です。特にパーソナルカラーの判定においてはこの作用に注意すべきで、胸元にあてるドレープの大きさによって肌の明るさや黄み、青みが大きく違って見えます。手の肌色に小さな配色カードをあわせたときに感じる印象と、ドレープを胸元に当てたときでは感覚が異なるでしょう。その感覚の違いも学習体験の一環です。

本格的なドレープ布の全色セットは数万円します。一級まで受験して将来的に資格を活用して働きたいと考えているなら、最初に購入しても良いと思います。一方で「とりあえず興味があってチャレンジしてみたいだけで、二級以降はまだわからない」という状況でしたら、布の代用となる大きな厚紙の色紙セットでも十分でしょう。こちらは布に比べて安価です。いずれも公式サイトで販売しているので、必要なものを揃えてください。

学習スケジュール例(1か月/3か月プラン)

【1か月集中プラン】

  • 1週目:色彩の基礎理論
  • 2週目:4シーズンの特徴を学ぶ
  • 3週目:問題集と模擬試験
  • 4週目:弱点克服・実習

【3か月ゆったりプラン】

  • 1か月目:基礎固め(公式テキスト中心)
  • 2か月目:演習+ドレープ実習
  • 3か月目:過去問+模擬試験

公式テキストの熟読、内容の整理、問題集を解く、ドレープで配色を試してみる。これらを試験までの期間に繰り返しおこなうことで、独学でも十分に合格を狙えます。試験日までの残りの日数に応じて計画を立てて進めてください。

初心者におすすめのテキスト・問題集

  • 公式テキスト:必須教材。出題範囲を網羅しており合格に直結します。
  • イラスト豊富な参考書:Amazonで「パーソナルカラー 参考書」と検索すれば見つかります。著者による説明の違いに触れることで理解が深まります。
  • 問題集や過去問:繰り返し解くことで、試験形式に慣れられます。
  • パーソナルカラードレープ:実習用にA4サイズ程度の布やカードを用意するのがおすすめです。

公式テキストや公式の教材は必須です。問題集も、公式が出版しています。そのうえで、Amazonや近隣の書店でパーソナルカラーの本を一冊用意しても良いでしょう。現役のパーソナルカラリストが執筆した本は、実務的な視点もあって大いに参考になります。

まとめ|パーソナルカラー検定3級は独学でも十分合格可能!

パーソナルカラー検定3級は、色彩の基礎とパーソナルカラーの初歩を学ぶ入門資格です。合格率も高く、勉強時間は30〜50時間程度で十分。公式テキストと問題集を活用し、ドレープを使った実習を取り入れることで、独学でも十分に合格を狙えます。

「色を学ぶ楽しさ」を感じながら取り組めば、試験勉強も前向きに続けられるはずです。合格はゴールではなく、ファッションやメイク、インテリアに役立つ第一歩。あなたの生活に彩りを加えるために、ぜひ挑戦してみてください。

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